残念ながら、タイヤを一目見て、メーカーがどこかはすぐにはわかりません。摩耗肌とか、サイドウォールの膨らみ方とか、クラウンアールと言って、地面と接するところの丸みの作り方をよく見ると、タイヤの開発者たちがどういうタイヤを作りたいのかということはある程度はわかります。あるいは車のセットアップの仕方を見ると、このタイヤがどういう狙いで作られているのかは何となく想像できます。ある程度、温めたり、触らせてもらったりすれば、そのタイヤのトレッドゴムが柔らかいほうか硬いほうかとか、そういったことは推測できます。
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余談ですが、2006年は、F1においてブリヂストンとミシュランが戦った、最後の年でしたが、お互いに技術が近づいてきて、両社のタイヤのシェイプがとても似通ってきていました。ですから、夕日のシルエットで見ると、ブリヂストンのタイヤなのか、ミシュランのタイヤなのか一瞬、わからなくなるぐらい、本当に似ていました。タイヤのサイズもほぼ一緒です。F1カーは出力が十分ある車ですから、規格いっぱいに最大限の大きさのものを作ることが原則になります。タイヤは先にリアタイヤの大きさを決め、そこからバランスを取るためにフロントタイヤの大きさが決まります。戦いを繰り返しているうちに、レースに対してのタイヤの考え方が似てくると、そのサイズのバランスも自然に似たようなものになるから不思議です。